いやしの会ご報告
2017-10-24
10月21日多くの方にご参加をいただき、心のいやしの会を行いました。
お寺は法事やお葬式を行いますが、本来のお寺の役割はお経だけではなく、皆様がお寺を通じ、心の荷物を置いていかれる場所でなければなりません。
そこで今回のテーマは「心の懺悔と感謝 そして今がある大切さを知る」とし開催しました。ご存じの方もいらっしゃると存じますが、キリスト教では大なり小なり日々の懺悔をしに教会や牧師様のところへ訪れ、今がある大切さへと感謝を行います。
懺悔と感謝は仏教でも行っております。
仏様の言葉に、我々は沢山の木々や植物動物や自然の命をいただき生が頂ける事、そして沢山の見える力と見えない力に支えられている事に感謝をする事が大切です。又、何事も小さな罪でも懺悔をしなければ罪は消えません。しかし大きな罪であっても懺悔すれば罪は消える」と有難い言葉をおおせられております。
しかし懺悔をすれば罪が消えるのであれば、罪を犯しても良いという事ではありません。
人は完璧ではありません。100%の人など存在しません。
顔も体も心も違う生というものがこの世に存在します。
罪というのも大なり小なりありますが、この罪こそを心の中で仏様へ懺悔し、その懺悔する事を気づかせてくれた沢山の力に感謝をすべく、いやしの会の第1部では「懺悔と感謝のお経」を行いました。
第2部までの休憩の間は仕出し屋さんのお弁当を召し上がっていただきました。
第2部では女優の「川上麻衣子さん」にお越しいただき、ご講演をいただきました。
川上さんは東日本大震災後、何度も被災地へ訪れ支援活動と心のケアを行ってきました。
その中で命あるものは皆平等であるとの事で、人々の命以外にも犬や猫の命へも寄り添ってこられました。
そしてご自身でも猫を飼われている事もありますが、虐待された猫や捨てられた猫の為に、ご自身でも各地へ訪れ心のケアと虐待や捨てられた猫を減らそうという募金や活動を行っております。
そのご経験から「懺悔と感謝」を含め「平等な命の大切さと尊さ」をテーマにご講演をいただきました。
いやしの会は内容は異なるものの、毎年10月もしくは11月に行って参ります。
妙宣寺は日蓮宗ですが、主旨は宗派ではなくお寺を通じて皆様の心の荷物を置いていかれる場所や癒しとなれるように行っております。
来年も開催が決まりましたら、お知らせをいたします。